だって美味しいんだもの

旅の記録や日々の備忘録。なかなかダイエットが続かない

映画館の無事再開を祈って…

こんなニュースが耳に入ってきた。

theriver.jp

公開延期は『ブラック・ウィドウ』に限った話ではなく、同じディズニー傘下の『キングスマン:ファースト・エージェント』などFOX系の作品もそう。最近になってパラマウントの『トップガン マーヴェリック』も再びの延期が発表されて肩を落としたところだ。

『ブラック・ウィドウ』が昨年最初に延期が決まった時は、MARVELのトップであるファイギがDisney+での直接配信を拒否したというニュースが流れていたと思う。日本ではサービスの展開がまだだった所為で「見られない」可能性がなくなって安心したものだ。ましてや、アクション映画なら絶対に劇場で観たい。しかし、あれから1年経ってもパンデミックの影響は未だ大きく、後続の作品が控えていることも考えれば同時配信もやむなしとなったのだろう。

そしてもうひとつ、観客たちの気持ちが冷めていくことも懸念したのではないだろうか。実際『アベンジャーズ:エンドゲーム』『スパイダーマン:FFH』でフェーズ3が終わって、初めて1年以上MCU作品が公開されない1年があって前ほどの熱意がなくなっている自分に気がついてしまって、好きだったものなのに冷めていく感覚はすごく自分に嫌気がさしたんだよね…。去年の延期の時点で「初日に行かなくてもいいや」と考えてしまっていた。

そういう人が増えれば当然、興行収入に影響が出る。私の場合はバキ翼で再燃できたんだけども、シリーズを熱心に追っていないとドラマ版がどういう位置づけかわかりにくいし、やはり有料かつ会員登録必須の動画配信サービス限定となるとハードルが高いように思う。だからこその同時配信なのでは、と邪推してしまう。「自社のサービスを利用すれば余計な宣伝費もかからないし、感染症対策もしているようで見てくれもいい。でも映画館ゼロでは話題性に欠ける」という思惑があるような気がしなくもないのだ。

ただしHBO Maxと同時配信を行っているWBの作品をはじめ、観客動員で結果を残せているものもあるようだから、同時配信するからといって観客がいなくなるとは限らないと見てよいだろう。そもそも日本ではまだHBOのサービスが利用できないので劇場へ行くしかない。

 

などと考えていたところで、今回の緊急事態宣言。

クラスターが発生してない映画館やスポーツ観戦、ほぼ密になることがなさそうなテーマパークまで対象になってしまい、私の行動圏内にあるそういった施設はすべて休業やら無観客開催やらを発表している。その方法が正しいのか間違ってるのかすらわからないけど、娯楽や趣味を不要不急と切り捨てられるのもなんだか正直、気持ちが塞ぐなあと思う。

まんまと23日に公開が始まった作品を見に行きそびれたことを考えると、前述した作品群の公開延期の判断は、確実に映画館で見られることを前提にすれば間違えではなかったと思える。11日までとは言っているけど、延長するかもしれないし。

自宅のプロジェクター繋げたり、PCで寝転びながらだったり動画配信サービスにはこの1年散々お世話になったけど、やっぱり映画を見ることしかできない映画館という空間での鑑賞は何者にも代えがたい。音響も当然違うし、作品によっては画角も違うし、アトラクションみたいな感じ。エキスポシティの109シネマズのIMAXやブルク7のドルビーは迫力が半端ないし、今どき珍しく2本立上映が見れるシネマ神戸や塚口サンサンの居心地の良さがすばらしい。

だからこそ映画館に潰れてほしくないと思うのだけど、発令初日4月25日時点ではまだ昨年のようなクラファンは立ち上がっていない模様。リターンのグッズとかはいらないから金額を選べてよく行く劇場に直接お金落とせる仕組みがあると良いのだけど…。

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ミニシアターだけじゃなくて好きなシネコン、便利な場所にあるシネコンが撤退してしまうのも悲しいから再開したらありとあらゆる作品を見て、コンセも買いまくるので、今はお互い耐えぬきましょう。再開待ってるよ!