だって美味しいんだもの

旅の記録や日々の備忘録。なかなかダイエットが続かない

鱧を食べながら海外のSushiに思いを馳せる

昨日1回目のワクチン接種を受けて、丸一日眠気と腕の痛みでダウンしていた。

といっても動かさなければ気にならないし、個人差はあると思うが、筋肉痛のひどいのがピンポイントで上腕の注射したあたりに発生しているだけなので、何かを操作したり握ったりということは普通にできる。ただ、フライパンを握るのは怖かったので、スーパーへ行くことに。家事を休む正当な理由でもある。

土用の丑の日が近いこともあって鰻が多く並ぶ中に鱧を見つけ、手に取る。夏といえばやっぱりこれだ。塩で食べる天ぷらも梅肉で和えた湯引きもさっぱりする。

しかし、本当は刺し身が食べたかったのだ。アジとかアオリイカとか。ジュンク堂舞台芸術に関する本を探していたときにふと振り返り、出会ってしまった(いつも陳列で狙いうちされている気がする)こちらの『LAフード・ダイアリー』で「旬の魚」について丁寧な描写がなされていた。直近で読んだばかりだったので刺し身を食べたくなった。

それでも「夏だし、鱧!」という私の中の季節感が勝利した。ちなみに鱧の旬は本来夏ではないらしい。ううん、いいの。だって子供の頃から夏に食べるものだったもの。ああ、おいしかった。

 

この本に惹かれたのは映画研究家の著作ということで映画関連のネタが多いのかな?といったところだったのだが、それよりも日本文化との比較が興味深い。言われてみるとたしかに季節を感じさせる食事って海外ではあまり見ないかもしれない。

 

ドイツに留学していた頃、不思議と日本食が恋しくなることはなかったのだが、学校がある日はほぼ毎日食べていたのがタルタルステーキバケット

↓こんなイメージ

young-germany.jp

まさか生肉と思わず「これネギトロみたい」と言っておいしく頂いていた。日本食が恋しくなることはなかったのだが、魚を食べられないことへの漠然とした不安は”ネギトロもどき”で解消されていた気がする。そして今となっては逆にユッケ欲を満たしてくれそう。

このドイツ留学中にやり残したというか、悔いが残っているのが寿司を食べなかったことだ。当時デパートで見つけた寿司は「桜でんぶで米を覆った寿司ロール」だった。ハラス巻きのハラスの代わりに桜でんぶでシャリを巻いているイメージだ。どんな味だったのか、後になって試してみればよかったと思うが、今ネットで調べた限りではその店のメニューから桜でんぶロールは残念ながら消えている。

なぜ買わなかったのか。なんとなく「桜でんぶは春のお寿司、今は秋」「ばら寿司とかちらし寿司とか行楽用」というような感覚のほうが強かったからだと思う。合わせ方だとかに固定観念があった。

中華料理といって独自のメニューを作り上げていたり、ナポリタンを編み出していたりする日本人が「これは寿司じゃない」と言って怒るなんてナンセンスだという考えなので、今となっては色々なSushiを食べてみたいのだが、当時はカルチャーショックで「やっぱ、ハムでいいや」とビールとシンケンを買って帰った記憶がある。

 

一方ニューヨークのチェーン店wasabi sushi&bentoでは正統派なかっぱ巻きを食べた。このときはたしか、機内食でおにぎりが出ると思ってたのに出なくて「お米食べたい…」って一心でたどり着いて感動した。ポッキーとか丼とか色々売ってたし、緑茶はなかったけどこのアロエゆずジュースが結構おいしかった。

ただ、今思い出すとにぎりの方も並んでいたのはサーモンとまぐろだけだった気がする。

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リトルトーキョーで食べた寿司は季節モノはあっただろうか。メニューも味わいも正しく江戸前寿司で、むしろカリフォルニアロールはなかった。味覚や文化の違いは当然ながら、需要と供給、流通の違いがこんなにもバリエーションを生むのか。やはり、その土地ならではの食事はやめられない。

前述した鱧の旬も実は流通事情が大きく関係している。

www.yuasasyouyu.co.jp

逆に言えば旬の魚が食べられるのって結構贅沢なことなのかもしれない。それこそ新鮮なうちしか食べられないような地元でしか味わえないものもまだまだあるわけで、早くワクチン2回目を終わらせて旅行する安心を得たいものです。そう考えると痛いのも全然だいじょうぶ!だけどカロナールはちゃんと用意しておこう(今回も微熱までいった)

それでは、今回はこのへんで。

 

↓私の大好きなハンバーガーの話題もあった!

 

六甲高山植物園へアジサイを見に行く

6月末、アジサイを見に六甲高山植物園へ行ってきました。涼しい!お花キレイ!

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今回は阪急・阪神の切符、バス、ケーブルカー代がまとめてお得な「六甲・まやレジャーきっぷ」が使えたので活用。六甲山みたいに施設が点在しているようなところ行くと自動車ほしいなーってなるけど、上記のチケットを使えば山上のバスを乗り放題できるので時間管理できる人で施設回るだけなら全然大丈夫。入園料の割引特典もありました。

www.rokkosan.com

記憶がある中で六甲ケーブルに乗るのは初めてかもしれない。こちらは「レトロタイプ」の車両。後ろ向きに上がっていくから若干ずっとジェットコースターの上りを思い出す感じ。

覚悟はしていたが、ここからずっと(山なので)虫虫パラダイスという感じなので虫除けスプレーはお忘れなく。

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バカと煙は高いところが好きって、どういう意味なんだろう。とか考えながら外を眺めていると、沿線にも紫陽花がきれいに咲いていました。体感すごく速くて写真撮る時間がない。

そんなに標高高いイメージなかったけどWikipediaによると”園は海抜865mに位置するため年平均気温は北海道並の約9°C”ということだから、お花の開花時期も若干ゆっくりめということか。実際だいぶ涼しかったです。

10分ほどで六甲山上駅に到着。駅にツバメが巣を作っていてビュンビュンと飛び回っていたのだけど、駅員さん手作りらしい注意書きがかわいかった。ええんやで。 

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バスに乗っていざ出発。入り口は2箇所あるのでミュージアム前で下車しても歩いてすぐですが、この日はオルゴールミュージアムがお休みだったからか、皆さん殆ど高山植物園で下車してました。

 

行く数日前にニュースか何かで見た「幻のアジサイ」ことシチダンカが気になって訪問を決めたわけですが、ちゃんと見れた。

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紫陽花の鞠のような形ではなく、慎ましやかに咲いていました。

名前は忘れてしまったけど、色と名前がすごく好きだなぁ〜となったものも。お花の名前って面白いよね。由来調べようとしたら某社のスマホ、圏外になってた。

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こちらもアジサイの仲間らしい。なんだかブロッコリーの赤ちゃんに見える。

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アジサイ園も季節を感じられてよかったのだけど、一番テンション上がったのは実は食虫植物コーナー。ウツボカズラとサラセニアもあった。砂漠地帯にありそうなイメージだけど高山でも育つんだなあという発見。ハエトリソウ家に置いたらコバエを殲滅してくれるのだろうか。

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ちなみに英名のVenus Flytrapの由来は棘=まつ毛と見立てたかららしい。バサバサまつ毛って触ってみたいよな…。そして他にも触ってみたくなる葉っぱがいくつか。

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最後のやつなんて、なんか舞茸のような葉っぱだ…。なんの木だったんだろう。

橋がかかって蓮がたくさんで、ということでモネの絵のような写真も撮れそうです。ちなみに現在、写真コンテストもやってるみたいです。ガチ機材のおっちゃん達を羨ましいな〜と眺めながら横を通り過ぎた。単焦点レンズを今年中には購入したい。

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鯉もいた。「おー、鯉いるわ」とパシャリしたらわらわらと増えてきた。餌をくれる人じゃないんだごめんな…。

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植物園の楽しいところは季節を感じられるところだなあと常々思っているのだけど、虫も多い分きっと耳でも楽しめるんだろうなあと最近受けた講義の内容を思い出す。日本人特有の感覚なんだって。

www.muji.net

蓮のある池まで来ると折り返し地点。岩山を再現したエリアで撮影した写真ほぼ全部ブレてた…ドウシテ…。青いケシというのがあってまだツボミだったんだけど先端がほんのり青かった。実はたぶん青くない。

観察とかしてたらもっと時間がいるのでしょうが、所要時間だけでいうと1時間ちょいというところ。レストランのビーフシチューとクリームソーダ食べたかったけどバスがあと5分で来るということなので、夕方の用事に備えて下山。帰りは「クラシック」の方でした。単線だから同じのに乗る可能性もある。こうやって見ると恐ろしく急勾配。

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六甲駅でランチを取るつもりが行きたかったお店がお休みで王子まで移動してカフェでレモンケーキと自家製ジンジャエールをいただきました。さっぱり!ごちそうさまでした。

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以上、避暑にもおすすめ、レポートでした。それでは、また。

【鑑賞記録】プロミシング・ヤング・ウーマン

梅雨が明けたら気持ちが少し上向きになってきた!エビデンスは確立していないようだけど、気が塞ぐことと気候の関係、無くはなさそう。

ddnavi.com

さて、『プロミシング・ヤング・ウーマン』を鑑賞してきました。

pyw-movie.com

予告とかホームページの色づかいがすごく綺麗で、予告に使われてるTOXICのヴァイオリンアレンジがゾクゾクしてどうしても見たかったのです。予想通り怖かったねえ。

キャリー・マリガン最近何かで見たと思ったらウォール・ストリートだ。あのときのベリーショートも可愛かったけど、今回はいろんな髪型で衣装もたくさんで美術的な視点でも楽しめる。

 

今回もネタバレのない程度に書きますが、「皆こう思ってるんだから貴女も女性の権利を主張しましょう!」みたいなフェミニズムの押し売りみたいなものだったら疲れちゃうなと思っていたのだけど、この作品には私みたいな人も描かれているし、なんならこれは本質的には女性だけの話じゃないと感じました。

今問題になってる某スポーツイベントの音楽家の過去についてもそうだけど、「若かったから」「寛容な時代だったから」で済ませていいのか。「あくまで他人事」と見て見ぬふりをするのか。その事実を反省し償うことをしたのか。本作はこれに対して「赦し」があった。これをしていいのはあくまで被害者たち。前述の件は許さなくていいと思うけど。

もちろん最初から差別やいじめ、偏見なんて起こさない方がいいに決まっているけど、過去はどう足掻いたって消せない。その後どう考えたのか、どう行動したのか。時期が時期だからか色々考えさせられました。陳腐な感想だけど今だからこそ余計に。

なんというかこの「わからせ方」が尋常じゃなく強烈なので問題作と言われる理由もわかるかと…。決して爽快ではない。だけど過激で私は好き。

 

それでは本日はこの辺で。

【鑑賞記録】カムバック・トゥ・ハリウッド

土日に映画を観に行けない(宣言下&自粛のため)状況が続いていたのだが、無理矢理にでも『カムバック・トゥ・ハリウッド』を観る時間を作った。今日からはマンボウに移行だから状況変わるのかな?

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久しぶりのシネ・リーブル梅田。シャークネードのTシャツ売ってたから購入を真剣に考えた。上映してないのに…

 

次回の記事に書くつもりのMr.ノーバディは予告編を見ているとちょいちょい髭面がベイビー・ドライバージョン・ハムおじさんに空目できるっていうやましい理由が大きかったけど、決め手はクリストファー・ロイドですよ。フェチズムだけの問題ではなく。BTTFで育った人間はもうね、行くしかない。

で、こちらはどなたかがかが短評で「デ・ニーロがひたすらトミー・リー・ジョーンズを殺そうとする映画」って紹介してたのに惹かれました。そんな名前を出されたら、MIBとゴッドファーザーに大興奮してきた人間だから観るしかない。モーガン・フリーマンはいつも怖いけどやっぱりダークナイトシリーズとショーシャンクの空が好きかな。

 

結論、非常にゆるっと観れて良かった。

 

レビューサイトとか見てるとカムバックトゥ〜の方は「これだけの役者を集めてるのだからもっと面白くできたはず」って感想が多いんだけど、なんかね〜理屈抜きに楽しめたのよ。こんなことさせちゃうし、させてくれるんだレジェンド老俳優達…!映画を愛してる人達が作ったんだな〜こっちもニコニコしちゃうな〜という。(なんと中身のない感想か!しかし、そのぐらいゆるっと見れるってことです!)

原題と邦題が違うことが気になったけど、原題がテーマを示しているとしたら(そして邦訳すると西部劇っぽい)邦題はわかりやすく娯楽作であると示した印象を受けました。

全編オマージュだらけなんだけど、これも映画界への皮肉なのか純粋な愛なのか、劇中作の「尼さんは殺し屋」の全編上映が観てみたいと思った次第です。

 

なんにせよいきいきとして楽しそうなおじいちゃん達とか絶対元気になれるやん、と思って見に行ったのは間違ってなかったなぁ。老人活躍映画は大概おもろい(私調べ)。中でも『ロンドンゾンビ紀行』は最高なので、年1回は見てる。『カムバック〜』も老人ホームのシーンがすごく好き。

 

初期型PS4ピピピ問題との戦い終結

巷でダサフォントが話題になっている『バイオミュータント』を予約までして購入していたのに、とある理由から遊べていませんでした。

そう、初期型PS4のピピピ問題!キャラクリ中に鳴り出して進まん。

イジェクトボタンの誤作動で、何も操作していなくてもディスクを吐き出すし、電源を入れていようが入れていまいが、かなり大きい音でピピピと鳴ります。

何年か前に夜中に鳴った時は流石に叩き壊そうかと思ったぐらいにはデカい音で、テトリスの記録更新を続けていたところで吐き出された時にはやはり叩き壊そうかと思った。しかも何回も鳴るのでゲーム進行もままなりません。

 

原因は静電気による誤作動とされており、ネットの海には、
・静電気除去ブラシ、エアダスター
・裏面のゴム足を外す
・アルミホイル
・縦置きにする
・コンセントを抜いて放電する
などの対処法が出されています。

もうね、全部やった。全部やったのにキャラクリ終わった瞬間「ピピピ!ピピピ!ピピピ!」「ウィーーーーン」って喧しくなってそっと電源を落とすことを3回。このままだとゲームへのモチベーションがなくなる。

これボタン毟るかシステム音だけでも止める方法無いんか⁉︎

ということで調べた。あった!いや、まじでありがとうブログ主さん。

ravens-nest.air-nifty.com

ほうほう、完全にイジェクトボタン(物理)は無効化されると。画面さえつけばホームで四角だか三角だか押せばディスク取り出し選択できるし問題ないな!多少面倒だが勝手に吐かれるよりマシだ。

最悪壊れてもPS5に移せばいいし、そもそも初期型なので7年経ってて保証は切れてるから修理出しても金かかるし自己責任。なので開けることにしました。

しかし、トルクスネジは精密ドライバーのマイナスとかでも頑張れば回せるんだけど、勢い余って潰したらまずいので流石にドライバーを買うことに。

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しっかりしてるのに安価で売ってくれるVESSELさん感謝。というか100均にあるって書いてたやつどれもただの精密ドライバーやんか…。ちなみに参考にしたブログではT9がぴったりと書かれていますが、売ってなかったのでT8で。

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うーん、思ってたよりはキレイ。だけどファンの部分えぐいな。夏場じゃなくてもそりゃすぐ唸りますわ。

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機能を使えなくしてしまうからそのままでも良いのだけど掃除をしてからこの金色の部分にシールをぺたり。
「お前はもう自分の意思ではどうにもならねえカラダになっちまったんだぜ」とエロ同人のようなセリフが思い浮かびますが、これにて完了です。

 

とりあえず30分遊んでもピピピは起こらず。金属同士が触れさえしなければ大丈夫なんだろうか。修正前にダサフォント見れてよかった。

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そろそろ人が作ってくれたご飯が食べたい

 

なかなか外食がままならない日々を癒やしてくれているものが料理エッセイだ。分類として存在しているのかはわからないけど、レシピ本や飲食店のレビュー本ではなく、エッセイ。その手のプロが書いていない方がなお良い。

 国語の教科書で読んで、著者はおろか文章の落とし所すら覚えていないのに、心に残っている一節がある。海外で出されたスープを日本人である著者はおいしくないと感じたが、現地の人々にとってはまずそうに見えないから、ここではこの味が一般的でおいしいものとされているのだろう、といった内容だった。

 この文章を読んで以降、何かしら口当たりのよくないものに遭遇しても「私の口に合わないだけ」と捉えるようになった。これまでの食生活、文化や宗教、気候が人によって違うのだから、感じ方はそれぞれ。そう思うからこそ余計に「これ美味いぞ。食ってみろ」みたいな文章よりも、料理を作った人への感謝やその人のストーリーがあって「おいしい」「あたたかい」といった文章のほうが、想像力もより掻き立てられて楽しく読めるものだ。

さて、今回は覚え書きも兼ねて気に入っているエッセイを5冊紹介する。皆様の癒やし、もしくは料理の妄想力の糧になれば幸いだ。

1.ごはんぐるり/西加奈子

語り口がところどころ関西弁(文章であって「弁」で良いのだろうか)で軽快に、そして我々関西人にとっては特に馴染みやすい。だってごはん食べてる時に「(うまっ!何使ってんのやろ)」って思うことはあっても、すまし顔で「これは〇〇を使っていて旨味が詰まっているね」とか言わんし、素直に「おいしかったです」と顔に出るタイプとしては「わかる〜〜〜」な内容なのだ。

それでいて子どもの頃にエジプトに住まれていた西さんの経験談なども混ざるので、遠い異国の話をしているような話もあり、旅をしてみたくもなる不思議な本。

中でも好きなのは「活字のごはん②」なのだが、こういうところに文字と食事の趣を感じるのである。

2.海苔と卵と朝めし/向田邦子

この日の丸弁当のような表紙と題字も好きだ。こちら、ありがたいことに向田邦子さんのありとあらゆるエッセイの中から「食いしん坊」エピソードだけを集めてくれている。

「海苔巻の端っこ」が印象的なのは「その話からそこへ行き着くのか!」という驚きが最大の理由でしょうが、随所に出てくる食事の描写に「執着にも似たこだわりってあるよねえ」とついつい重ねて読んでしまうのです。

3.NYの「食べる」を支える人々/アイナ・イエロフ

こちらはちょっと毛色が違う。エッセイと言うよりはジャーナルに分類されるのだろうか。作者がニューヨークの飲食店やホテルレストランなどで経営者や料理人に聞き書きをしたものになる。

「この本ではニューヨークの食の世界に商店を当てていますが、書きたかったのは何よりも『人』です」と、まえがきにあるのだが、まさに食事だけでなく思想や宗教などを読み取ることができる。どう美味しいかを聞き手目線では書いていないので純粋に作り手の情熱や生活だけなんですよね。これを知れば、ますますニューヨークでの食事を楽しめると思う。というか食べに行きたくなるので、今は読むのしんどいな。

4.いとしいたべもの/森下典子

各エピソードに登場する絵がとにかくおいしそうなのだ。つやつやのオムライス、焼き茄子の何とも言えない色合い(あれが美味しいのだが)、その他諸々…

文中の描写も擬音語やら何やらで脳内にその絵が浮かぶ。ああ、食べたい、、、ありとあらゆるシズル感で訴えかけてくるので、何を食べようかしらというときにふと思い出すぐらいが良いのかもしれない。ちなみに続編の「こいしいたべもの」も引き続きおいしそう。

5.残るは食欲/阿川佐和子

最後はこちら。シリーズに「娘の味」という作品もあるのだが、いずれも父親とのエピソードがおもしろい。食エッセイでありながら阿川家のお話という感じ。

そして勝手なイメージだが、阿川さんならこうやって喋ってそうだなと想像できる内容です。そして食事ってやっぱり楽しいなあと思わせてくれる。あんな賢そうな人でもやっぱり食事は好きなんだな、と。

 

この記事を書こうと思ったきっかけは、先日残業をして晩飯難民になったとボヤいていたら、自炊するしかないね!と言われたこと。自炊?仕方なく毎日しとるがな。でも一人暮らしの皆さんはそろそろテイクアウトの弁当と自分で作った飯に飽き飽きしていることだろう。というか家事をしている人全員か。私もだ。毎日自分の味付け天才ちゃう!?って自画自賛するのそろそろキツいねん。

 人生80年1日3食としたら一生にする食事の回数は約88000回らしい。ということは、食事って人生で経験することの大部分を占めているのではなかろうか。そんなに回数があるならハズレの日があっても仕方ないけど、できれば美味しいものを多く食べたい。

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明けたらまず焼き鳥食べに行きたい

でも、今は自分の想像力の範疇でしか食べられなくて「あれ食べたいな、これ美味しそうやな、この料理作ってみようかな」っていう楽しみがない。友人と食事に行って美味しそうに食べてるのを見るのも好きだけど、今はそういうのも難しい。

ちょうど通勤時の本が切り替わる時期になったので(電車で座っていられる時間が10分ほどしかなく、長編だとなかなか進まず、頃合いを見て)新しい本を買うつもりなのだが、今自分が求めているジャンルの再認識ということで。

それでは、今回はこのへんで

デジタルファンフェスありがとう

FFXIVのデジタルファンフェスから一夜明けたが、興奮とぐちゃぐちゃな感情が冷めやらぬ。

「本当に良かった😭」というのは勿論だし、大前提なんだけど、

「好きなものや良いと思ったものにLikeの意思表示をする」ということを改めて大事にしたいと思った2日間でした。

このファンフェスでスタッフの皆さんが仰ってくれていたように、ユーザーの気持ちは届いているし、感想や応援は伝えていって良いものだと思わせてくれた。その通りの期待に応えてくれるのもありがたい!だけど、スタッフの皆様、お体を大事になさってくださいね!

 

とはいえ前回の日記でも書いたけどコロナ禍で休業からそのまま閉店しちゃう店とかあるから金銭的にも応援できる仕組みがほしい。寄付するほどの大金は用意できないけどゲームなんかのコンテンツなら制作・運営に、お店や施設なら経営元に、還元率の高いグッズでもなんでも良いから課金させてください…!という気持ちは今なお強い。ひとまずメテオマスク買った。

 

内容としてはライブも声優さんのトークも素晴らしかったんだけど、個人的にはアルファ4層がすごく好きだったから開発パネルめちゃくちゃ楽しかったです。手作業はやばい笑。考察大好きマンとしてはストーリー性あるギミックやらボスそのものやらが超好きなので絶アレキやってみたくなっちゃったぜ…!

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ぶっちゃけナギ節来てるな〜という時期ではあったので、フレがインしてるか不安だったけど、だいたい居たw田舎鯖でも大盛りあがりで久々にオンゲの醍醐味みたいなものも感じれました。みんなでワチャワチャするのも、分かち合うのも楽しい。

この5月から仕事の関係で余暇の時間が大幅に減っているのだけど、リーパーミラプリ用に欲しい装備があるから秋までに頑張って取るのが目標。

【振り返り旅行記】アルカトラズ島

トム・ハーディの映画『カポネ』を結局見に行きそびれて悔しかったので4年前の旅行でアルカトラズ島に行った時の写真を蔵出し供養。ちなみに映画は出所後の話。

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これこれ!このイメージ!とテンションが上って撮った。天気が悪い。

島へは船で行きます。乗り場がかの有名なフィッシャーマンズワーフから微妙にはずれているピア33なので迷子になったけど、敷地に入ったら島の模型があったり、記念撮影の人やそれらしき人(※囚人ではない)がいるのでなんとかなった。波があったのを見て、こりゃ脱出無理だわーとなる。

島へはおそらくツアーでしか行けないのだけど、着いたら船の時間までは自由行動です。

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老朽化や維持費の観点から刑務所としては1963年に閉鎖されているのだけど、1969年頃にインディアンによる占拠事件があった時の名残りらしい。船から降りてすぐ見えるから何かわからなくてちょっとビビった。

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尋常じゃないレベルで鳥がいる。容赦なく糞を落としてくるので恐怖。

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エントランスの趣味悪すぎるだろ!これは完全に収監の流れじゃないですか…!となって逆に観光施設と割り切れていいと思います。お土産物屋もそれ売っちゃうんだ(笑)みたいなものが多かったです。

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とはいっても刑務所の中でもマシな処遇が受けられるところだったらしい。必ず個室が与えられているし、模範囚は楽器の持ち込みなんかも許されたそう。囚人の生活については音声ガイドが詳細に解説してくれるので大変よいです。

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最後の食堂メニューと言っていた気がする。わりと豪華なのでは。ちなみに食堂で喧嘩が起こると上から催眠ガスが噴射するようになっているらしい。

でも14回だったか脱獄事件(未遂含む)やストライキなんかも起こっていて、その形跡もしっかり当時のまま残されている。

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閉鎖空間だし逃げたくもなるのもわかるけど、日本人からしたらダミーの首や銃撃戦だなんて本当にフィクションのような話ですね。

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「FAMOUS」って書いてるけどアル・カポネマシンガン・ケリーぐらいしかわからんと当時も思ってたけど調べようとして日本のWiki開いたらこの二人しか載ってなかった。あんまり個別の紹介はなかったんじゃないかなあ。

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徐々に晴れてきて非常にいい景色も見られました。最高すぎて急いで別のクルーズツアーに申し込んでしまったほど。レンタルWi-Fiの電波が飛んでなくて待ち合わせの連絡できずに焦ったけど(友人は別行動でルーカスフィルムミュージアムに行っていた)、無理やりスケジュールにねじ込んでよかった…!

 

ところで映画の話題ついでに今日はオスカーの発表があったけど、主演男優賞は意外でした。もちろんアンソニー・ホプキンスは素晴らしい俳優なんだけど、最近はソーの子育て下手くそ父上の印象が強すぎる笑。とりあえずあの2作が見れる頃には関西も宣言明けてると良いなあ。

それでは、本日はここまでお付き合いありがとうございました

映画館の無事再開を祈って…

こんなニュースが耳に入ってきた。

theriver.jp

公開延期は『ブラック・ウィドウ』に限った話ではなく、同じディズニー傘下の『キングスマン:ファースト・エージェント』などFOX系の作品もそう。最近になってパラマウントの『トップガン マーヴェリック』も再びの延期が発表されて肩を落としたところだ。

『ブラック・ウィドウ』が昨年最初に延期が決まった時は、MARVELのトップであるファイギがDisney+での直接配信を拒否したというニュースが流れていたと思う。日本ではサービスの展開がまだだった所為で「見られない」可能性がなくなって安心したものだ。ましてや、アクション映画なら絶対に劇場で観たい。しかし、あれから1年経ってもパンデミックの影響は未だ大きく、後続の作品が控えていることも考えれば同時配信もやむなしとなったのだろう。

そしてもうひとつ、観客たちの気持ちが冷めていくことも懸念したのではないだろうか。実際『アベンジャーズ:エンドゲーム』『スパイダーマン:FFH』でフェーズ3が終わって、初めて1年以上MCU作品が公開されない1年があって前ほどの熱意がなくなっている自分に気がついてしまって、好きだったものなのに冷めていく感覚はすごく自分に嫌気がさしたんだよね…。去年の延期の時点で「初日に行かなくてもいいや」と考えてしまっていた。

そういう人が増えれば当然、興行収入に影響が出る。私の場合はバキ翼で再燃できたんだけども、シリーズを熱心に追っていないとドラマ版がどういう位置づけかわかりにくいし、やはり有料かつ会員登録必須の動画配信サービス限定となるとハードルが高いように思う。だからこその同時配信なのでは、と邪推してしまう。「自社のサービスを利用すれば余計な宣伝費もかからないし、感染症対策もしているようで見てくれもいい。でも映画館ゼロでは話題性に欠ける」という思惑があるような気がしなくもないのだ。

ただしHBO Maxと同時配信を行っているWBの作品をはじめ、観客動員で結果を残せているものもあるようだから、同時配信するからといって観客がいなくなるとは限らないと見てよいだろう。そもそも日本ではまだHBOのサービスが利用できないので劇場へ行くしかない。

 

などと考えていたところで、今回の緊急事態宣言。

クラスターが発生してない映画館やスポーツ観戦、ほぼ密になることがなさそうなテーマパークまで対象になってしまい、私の行動圏内にあるそういった施設はすべて休業やら無観客開催やらを発表している。その方法が正しいのか間違ってるのかすらわからないけど、娯楽や趣味を不要不急と切り捨てられるのもなんだか正直、気持ちが塞ぐなあと思う。

まんまと23日に公開が始まった作品を見に行きそびれたことを考えると、前述した作品群の公開延期の判断は、確実に映画館で見られることを前提にすれば間違えではなかったと思える。11日までとは言っているけど、延長するかもしれないし。

自宅のプロジェクター繋げたり、PCで寝転びながらだったり動画配信サービスにはこの1年散々お世話になったけど、やっぱり映画を見ることしかできない映画館という空間での鑑賞は何者にも代えがたい。音響も当然違うし、作品によっては画角も違うし、アトラクションみたいな感じ。エキスポシティの109シネマズのIMAXやブルク7のドルビーは迫力が半端ないし、今どき珍しく2本立上映が見れるシネマ神戸や塚口サンサンの居心地の良さがすばらしい。

だからこそ映画館に潰れてほしくないと思うのだけど、発令初日4月25日時点ではまだ昨年のようなクラファンは立ち上がっていない模様。リターンのグッズとかはいらないから金額を選べてよく行く劇場に直接お金落とせる仕組みがあると良いのだけど…。

motion-gallery.net

withtheater.com

ミニシアターだけじゃなくて好きなシネコン、便利な場所にあるシネコンが撤退してしまうのも悲しいから再開したらありとあらゆる作品を見て、コンセも買いまくるので、今はお互い耐えぬきましょう。再開待ってるよ!

消費税総額表示義務化と書店巡回を考える

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消費税総額表示がもう始まってたことに、Twitter朝日新聞で「文庫フィルムパック」の記事を見て漸く気がついた。

www.asahi.com

 この報道だ。タイトルの通り、今年4月から発刊される講談社の文庫にフィルム包装を施し、フィルムの上に値段を表示したシールを貼って出荷するようになっている。総額表示義務化対応のためということだ。

最初に見た時は「メンドクサっ」という感想だったのだが、投稿へのリプライを読んでいるとあらゆる問題を孕んでいることがわかって、面倒などという適当な言葉では片付けられないと不安を感じている。

Twitterで最初に話題になってから(少なくとも我がTLでは盛り上がってた)数日経ってからの記事掲載だから、単に反響だけを狙ったものじゃなくて朝日も書いた記者の方も疑問に思ったか、社会に問題提起したかったものと推察する。

 ■メリットとデメリット

まず賛否両論ある中ですが、私は否定派。だって講談社コミックの包装ものすごく開けにくいんだもん!他人が触ったかどうかよりも、うっかり切りつけたり、折りグセつけてしまう方が嫌だ。ご存じない方に説明しておくと、コミックコーナーで書店員さんが作業されているシュリンク(ガサガサするやつ)と違って上下までぴったりと閉じられています。せめてキャラメル包みとかならいいけどフィルム代と機械代が嵩むから選択肢に上がらんのだろう。ていうかガサガサする上下開いてるやつじゃいかんのか?

Twitterを眺めているとメリットとして「返本を含めた流通上で破損しにくい」「きれいな状態の本を購入できる」「立ち読み邪魔だったから助かる」が取り上げられることがわかる。ヤフコメは賛成派のコメントが多い。

一方のデメリットは、大別すると「開けにくい」「プラゴミが増える」「中身を確認できない」といったことだと思う。

ちなみに下の記事によると書店側で開封し、見本として置くことは可能らしい。

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 じゃあ「中身を確認できない」はデメリットじゃなくなるね、と賛成派の方は仰るかも知れない。QRコードなどで電子書籍の見本を見ればいいじゃない言う人もいるだろう。

違うんですよ、見本は結局ロスになるし、全部開けて総額表示の工夫させられてたら書店側の負担は大きいまま。全作品見本は置けないし。中身を確認したいのは人によるけど本文の内容だけじゃなくて解説、文体、発行日、人物紹介、色々あるでしょう。

前述した通り、めちゃくちゃ開封しにくいので大丈夫だとは思うのだけど、フィルムが破けたりした時はどうするのだろうかとかも気になります。番号打ち込んで調べるのは大変。

また、十二国記の新刊が出た時、丸善ジュンク堂は書店員さんが作ったペーパーを同封してくれたけど、直接書店員さんと話したわけではないけど、同志というか、共感からの喜びみたいなのを味わえてすごく嬉しかったんです。だから、本屋さんって品揃えや並べ方までとっても、ただ本を買う場所ではないと思うのです。

とはいえ、長時間の立ち読みや平積みの本の上に荷物を置く人などは迷惑だし、誰が触ったかもわからないようなものを購入したくないと考える人がいるのもわかります。結局は個人のモラルの問題であって、それは出版社が気にすることじゃないと思う。

■本屋へ行く頻度は変わらずとも、私は買わなくなる

本好きが書店にわざわざ行ってるのは初めての作家や作品に出会う体験が大部分を占めていると思います。特にこんな外出を自粛せざるを得ない状況で出かけるのには気力と労力がいりますよね。そういう時に指名買いする本ってよっぽどAmazonを憎んでいるとかでもなかったら通販したほうが楽じゃないですか。それでも行くのって「面白そうな本ないかな」の気持ちが大半。そういう時に帯やカバーのイラストだけじゃ判断材料が少なすぎる。

逆に1冊しか残ってなくても気に入った本ならちょっとよれていようが買う。というか通販しても角折れとかたまにあるし。

そもそも本のジャケ買いは一度痛い目にあっているので(とんだエロ小説だった)二度としないと心に決めているという個人的な信条があって、包装されているなら確実に講談社文庫買う頻度は下がる。そして生粋のめんどくさがりで、なおかつ書店ではカゴが必要なほど本を抱えていることが多い人間からするとスマホを取り出してQRコードを読み取って見本をチェックするなどということは絶対にしない。

個人的にはバーコードや価格を表示しなくていい分、カバーのデザインの自由度が上がる点についてはメリットだと思っているのですが、結局そこにQRコードなんてあったら台無しだと思ったり。

書店にとってのデメリットのほうが大きいんじゃないかなあ。講談社のカバーは元々つるつるだからともかく、他社の紙質でそれやられたら幻滅しそう。結局ああいった包装は廃棄するところを考えてしまって棚に並べると美しくは感じないと思う。

願わくは、どうか他の出版社が追随しませんように。

■諸悪の根源は出版社ではなく……

最後に、装丁や字体がどう、とか、そもそもの内容がどう、とかこれまでも散々講談社文庫をディスってきた私が言うのもなんですが、真に悪いのは総額表示の義務化。たぶん出版社もやりたくてやってるわけじゃない、苦肉の策だったんだと思う。文化通信の記事にあるように、たまたま包装ラインを持っていたことから出た案でしょう。

電子書籍に完全移行してもいい人は大勢いらっしゃるのだろうけど、出版社に就職する人は本が好きで入ってるだろうから紙の本の良さもご存知のはず。

それにしてもこの法律考えた人は税率が変わるたびに書籍のカバーを印刷しなおし、付け替えてたらとんでもない手間と費用がかかるのに、そんなことも思い至らなかったのかわざとなのか。そもそも今回の方法だって税率変わったらフィルム剥がすか上からシールの貼り直しをするかで大変ですよ。プラスチックって石油からできてるんですよ、知ってました?(笑)

まあこれ以上消費税を上げないという意思表示ならいいのだけど。財務省さん、下げたり0にしてくれるのは一向に構わないので、そうしてくれるならカバー変更代上乗せされてもいいよ😉というところで本日のボヤキは終了。