だって美味しいんだもの

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【鑑賞記録】プロミシング・ヤング・ウーマン

梅雨が明けたら気持ちが少し上向きになってきた!エビデンスは確立していないようだけど、気が塞ぐことと気候の関係、無くはなさそう。

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さて、『プロミシング・ヤング・ウーマン』を鑑賞してきました。

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予告とかホームページの色づかいがすごく綺麗で、予告に使われてるTOXICのヴァイオリンアレンジがゾクゾクしてどうしても見たかったのです。予想通り怖かったねえ。

キャリー・マリガン最近何かで見たと思ったらウォール・ストリートだ。あのときのベリーショートも可愛かったけど、今回はいろんな髪型で衣装もたくさんで美術的な視点でも楽しめる。

 

今回もネタバレのない程度に書きますが、「皆こう思ってるんだから貴女も女性の権利を主張しましょう!」みたいなフェミニズムの押し売りみたいなものだったら疲れちゃうなと思っていたのだけど、この作品には私みたいな人も描かれているし、なんならこれは本質的には女性だけの話じゃないと感じました。

今問題になってる某スポーツイベントの音楽家の過去についてもそうだけど、「若かったから」「寛容な時代だったから」で済ませていいのか。「あくまで他人事」と見て見ぬふりをするのか。その事実を反省し償うことをしたのか。本作はこれに対して「赦し」があった。これをしていいのはあくまで被害者たち。前述の件は許さなくていいと思うけど。

もちろん最初から差別やいじめ、偏見なんて起こさない方がいいに決まっているけど、過去はどう足掻いたって消せない。その後どう考えたのか、どう行動したのか。時期が時期だからか色々考えさせられました。陳腐な感想だけど今だからこそ余計に。

なんというかこの「わからせ方」が尋常じゃなく強烈なので問題作と言われる理由もわかるかと…。決して爽快ではない。だけど過激で私は好き。

 

それでは本日はこの辺で。