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【ふり返り旅行記】ワシントンDCのメトロは難しい

先日の記事でも触れたように、Googleマップに翻弄されることがしばしばある。

国内では、客先に打ち合わせで訪問する際にマップが示す通りに歩けば裏門へたどり着き、通れなかったことがあるし、海外では表示されているバス路線が廃止されているというピンチに陥った。今回はその時の話。下調べと複数の情報比較、とても大事。

 

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ワシントンDC観光は博物館群の見学が主な目的で、それにはスティーブン F. ユードバー=ハジー・センター、いわゆる国立航空宇宙博物館別館も含んでいました。よく映画に出てくる機体の整備をしたり屋外に機体を並べている建屋はこっちの別館です。

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所狭しと飛行機が並んでいて壮観。

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見てて気持ちのいいものではないけど、「エノラ・ゲイ」も常設展示されています。展示方法についてはWikipediaでも言及されているけど、館内で子供向けに開催されている学習ツアーでは第二次世界大戦の話をしているようでした。横を通った時にJapanと聞こえたので全く触れないというわけでもないようですね。

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ところで別館は、映画とかで登場する時はすぐに場面が変わるから近くだと思いがちですが、実は市内中心部からものっそい遠い。

そりゃあ地下鉄乗って、バスに乗り換えて、とか、自家用車取りに戻ってとかのシーンあったら蛇足でしかないもんな。メトロのマップの縮尺絶対おかしい。

そして、冒頭の話に戻る。出発前に調べたら市内から直通バスがあって、それに乗ったら乗換なしであっという間に到着…という手はずだったのが、そもそもマップに載ってたバス停が見当たらない。帰国後にもう一度調べたら、直通バスはとっくの昔に廃止されていた。どおりで時刻表が表示されなかったわけですな。

とはいえ、こんな事もあろうかと、代替案をメトロからの乗り換えで調べていたのでL'Enfant Plaza Metro stationへ向かうことに。Wiehle-Reaston East Stationで降りて983番のバスに乗り換えるルートです。

どうしてもバスで行くのなら5Aという路線でDulles国際空港まで行き、そこから983番のバスに乗り換えるのが一般的なよう。この時たしか1時間に1本しかなくて帰りの時間が不安だったんだよな…。料金は若干メトロの方が安くなります。現在はメトロのシルバーラインが空港まで繋がっているので、そちらからも同様に乗り換えできるみたいです。

 

そして、災難は続くもので、そのメトロに乗るのにめちゃくちゃ苦戦しました。

切符を1枚1枚買うのではなく、SmartTrip Cardを2ドルで発行し、プリペイド式で使う方式です。バスにも使えるとのことだけど、本当かわからなくて小銭用意してました。バス内でチャージもできなさそうだし。持って帰ってきたけど有効期限とかあるのかな。

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厚みのあるしっかりしたカード

これにチャージするだけでしょ?って侮るなかれ。操作盤がタッチパネルでない上にボタンは5つぐらいしかないし、昼特割引的な存在があるせいでいくら入れればいいのか全くわからないのだ。数字の入力がまさかスイッチで1個ずつ上げ下げするアナログタイプとは思わないじゃん……。

乗り放題を買うつもりが、「カード代2ドルやで!なんもせんかったら8ドルチャージやで!どないする?」みたいな表示に「チャージしてから乗り放題買うんか?」と盛大に勘違い。帰りの駅でもちまちま入金することに。

ちなみに友達のクレカは対応外で泣く泣く現金入れてました。

同じアメリカでもニューヨークと同じ感覚で行ったらアウト。ニューヨークのカードはポケットに突っ込んでたら折れやすいのはたまに傷だけど、購入方法はシンプルだし場所を選べば対応言語も複数あるし、チケットは裏面にメッツとかヤンキースの広告入ってたりしてラッキー♪となるので好きです。

旅行される方はこちらで丁寧に解説されているので、是非ご覧ください。入り口が悪かったのか駅員さんも見当たらなくて、すごく困ったので……。

locotabi.jp

 

そして40分ほど電車に揺られ、乗り換えてバスにも40分ほど揺られようやく到着。

うん、なんで移動込みのオプショナルツアーが人気かよくわかった。自力で行くのものすごく面倒臭い!でも往復20ドル程度という価格はおいしすぎる。

ただ、本物の戦闘機やスペースシャトルを間近で見れるのは本当にテンションが上がるので往復3時間と多大なる手間をかけて行ったことに後悔はない!本館は文化とか歴史の解説が多い分、機体を見たい人はこっち行くしかないっしょ!と思いました。

まさか日本やドイツの戦闘機が並んでいるとは思わなかったから、どんなふうに解説されているのかは個人的に気になってじっくり読んでしまったし、ブラックバードを「こんな、こんな近くで見ていいんですか!?」と興奮したり。

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戦闘機ばかりでなく広告宣伝や遊覧、中継放送のための乗り物も展示されているので平和な展示にホッとしたり。

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結局4時間ほど滞在。ずっといても良かったのだけど館内のマクドは混んでいて、他に食べるところもなく空腹でギブしました……。おみやげショップにはNASAグッズも大量に売られているのでまたまたテンションが上り、サービス精神旺盛な店員さんに出身を聞かれ答えると、まさかの関西に住んでいたことがあるというお話まで聞けて、ちょっと盛り上がったり。

なんとも楽しい思い出になりました。

 

しかし国の広さも政治も違うから当たり前なんだけど、日本の全国で使える交通系ICカードのありがたさが今更になってわかる。だいたいどこでもチャージ方法同じだし。

首都にしては不便だよな、と東京と比べてしまって思い出したのは『東のエデン』でホワイトハウスが思ったより小さい、みたいなクダリ。自分の知ってるものに当てはめて理解しようとしてしまいがちだけど、驚き、新鮮に感じて対応していく柔軟さも持ち続けたいものです。

それでは今回はこの辺で