だって美味しいんだもの

旅の記録や日々の備忘録。なかなかダイエットが続かない

コデックス装は良いぞ

先日、「本の缶詰」を購入した話をした。

 

muscle14106apfel.hatenablog.com

 

中身がコミックエッセイだったことに意表を突かれたが、結果として好きなタイプのエッセイで、久しぶりに本屋で過ごす気持ちが沸き上がった。

自宅の近所には専門書なんかを置いている本屋がないので、足を運ぶのはもっぱら梅田か三宮ということになる。大型書店の楽しいところは時間さえあれば無限に面白そうな本が見つかるところだ。だから、行ったらとにかく全フロアを回る。すると散財しまくれて本屋さんも嬉しいし、私も嬉しいという幸せな構図ができあがる。今回も買う予定のなかった本まで買ってしまい、予算オーバーした。さすがにTENETの資料集は我慢したが。

 

さて、タイトルにあるコデックス装。購入する予定のなかった本というのがデッサン見本本『モルフォ 人体デッサン』なのだが、これがその装丁なのだ。恥ずかしながら、装丁について全く詳しくないので、せいぜい自分が読みやすいかどうかぐらいしか考えたこともなかったのだが、ひと目で使いやすそう!と感心したのだ。

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この本、300ページちょっとあるので普通なら本が傷みそうなぐらいに押さえないと反発で閉じてしまう。一方で開きグセはある種の愛着の結果だと思いつつも、もうちょっと綺麗なまま使いたいと思う本好きはいると思う。私はそのタイプだ。

しかし、コデックス装本は糸綴りのノートが何冊も重なっているイメージで、軽く押さえるだけで開けてしまう。学生の時の参考書とかもそうだけど書き写したりしてるときにパタンと閉じてしまうの微妙にストレスだったんだよね。絵を描いてる時は両手が塞がることも多いしなおさら。なので開きグセはつかないし背表紙がボロボロになることもない。

色々種類や活用方法はさまざまあるらしく、デザイナーのアイデア次第で色々と化けそう。

(↓こちらのホームページに事例が載っていました)

様々なスタイルのコデックス装 製本事例

 他にも調べてみると製本方法やら印刷所の写真やら出てきて興味深い。

デザイナーさん、編集さん、読者が求めているものを分かってくれてありがとう。装丁とかレイアウトって読みやすさや使いやすさに直結するもんなんだなあと感心。ちゃんと活用して人体描くの上手くなれたらいいな。。。(まずは放置している液タブをつなぐところから)

 

そして『こころ』のエコバッグの在庫が復活してました。勿論買った。

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